kokaget の日記

17才直前に虹の橋を渡った愛犬まどか その思い出と近況を綴ります

ひとさじの はちみつ

3年前 何となくタイトルに惹かれて、この本を手に入れた。

その後で何度も何度も 救いを求めるように読み返したものだ。

 

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2016年に、腸の病気(潰瘍性大腸炎)と診断されてから4年が過ぎた。

難病に指定されている。完治することはない。。

炎症のコントロールをしながら、一生付き合わなければならない。

そう告げられた時は ショックだった。

主治医と相談しながら 体調の良い時ほんの少し薬を減らすと。。すぐにぶり返す。

若い人は仕事もできなくなるというが 本当にそうだなぁと思った。

 

疲れてもダメ。風邪をひいてもダメ。ストレスも。。

そんな風に言われると何も出来なくなる。それもまた新たなストレスになる(笑)

自分の暮らしを見直さなくてはならなくなった。

幸い 歳に不足はない。66歳だ。

大袈裟に言えば 私は開き直った。

病気になった「きっかけ」は分かっている。無理をして頑張ったから。

その前からの長く続いた緊張が解けてきた事も原因かも知れない。

 

もっと自己主張をしよう。上手?に、断ることを覚えよう。

欲張らないこと。 頑張り過ぎないこと。 より吟味して行動すること。

これからの老後にとても良い節目を迎えたのだ。

そう自分に言い聞かせた。

 

そんな時に出会ったのがこの一冊だった。

蜂蜜の使い方、効能が 著者の経験と古今の文献からの引用で

溢れんばかりに載っている。

 

先ずは、手持ちの蜂蜜を寝る前にひとさじ。 ここから始まった。

その後いろんな国産蜂蜜を試してみると、好きなもの 嫌いなものがはっきりしてくる。

小布施の栗蜂蜜は、香りと後味が良い。

北海道の菩提樹蜂蜜は、爽やかな葉っぱの風合いがする。

どちらも品の良い蜂蜜だった。

ただし、お高い。。それに小布施の栗蜂蜜はなかなか探せない。

夫が旅先で求めた小瓶のみで、私にとっては幻の蜂蜜になった。。。

 

そして今現在 毎晩のひとさじはイタリアの有機の?栗蜂蜜に落ち着いた。

Amazonで定期購入できるので便利に使っている。

この蜂蜜もなかなかユニークな風合いで、好き嫌いがハッキリと分かれるようだが

私にはとても良い。蜂蜜のあのきつ〜い甘さが無いと言ったらいいすぎかな。。

トッピングには 抹茶かビタミンCの粉末を少しだけ。。 寝る前のお楽しみになっている。

 

蜂蜜にも助けられたかどうか わからないが

病気の方も4年経ってようやく落ち着いてきている。

薬も当初の9分の1にまで減ってきた。

減薬に何度も失敗したので、主治医も より慎重に進めているのだが

とうとうここまで辿り着いた。

今は、ほとんど普通に暮らしているし、薬がゼロになる日が来るかもしれない。

「腸は脳より賢い。。」そんな言葉も目にしたような気がするけれど。

自分の軸をしっかりと持って生きたい。