kokaget の日記

17才直前に虹の橋を渡った愛犬まどか その思い出と近況を綴ります

え! ミセバヤは多肉だったの?

多肉には どんな種類があるのだろうと少し検索してみたら

なんとミセバヤの画像が出ているじゃありませんか。

 

昔から実家にあったミセバヤを  株分けして持ち帰ってから30年くらいになる

我が家のミセバヤです。

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ぼんやりの私は  これが多肉の多年草とも知らず

かれこれ30年近くも  たまに株分けするだけでした。

そうなのね。。私も多肉をもっていたのね。

 

実家の蔵の前に坪庭があって  その辺りに毎年咲いていたっけ。

昔風の角鉢に入っていた物もあったような。

可憐な花と可愛い葉っぱ。。子供の頃から好きな植物でした。

嫁いだ後、父から分けてもらったのです。

 

ミセバヤは日本の古典的な万葉の植物なんですって。

昔、高野山の僧が和歌の師匠にこの花を「 君にみせばや 」と詞を添えて贈った

事が始まりだそうです。そうだったのね。。

おかしな名前だなと思っていたのに  その由来がわかると今度は  優雅だな。。

と思えるんだから。。(^_^;)

 

父も母もいなくなった実家では

あの懐かしい蔵も12年前の地震で崩れ  様変わりしていますが

坪庭だけは昔のままになっています。

小さな時、悪さをするとよく蔵に入れられたものでした。母なりのお仕置きだったのでしょう。

でも当の本人は  ここぞとばかりに蔵の中を探検していたっけ。

急な階段を上がった二階には古い箪笥が並んでいた。

昔の髢(かもじ)が、引き出しの奥から出てくるとゾッとしたり

久しく使っていない赤い漆塗りの什器が無造作に置いてあったり。。

子供にとっては  冒険心をくすぐる空間でした。

遠い昔、60年以上も前のことです。

小さな頃の思い出は  いくつになっても色あせないものですね。

 

今、私の手元にあるものは  昔お客様に使ったであろう鋳物の火鉢セットと

(これには自作のドライフラワーを入れて飾っています)

母から貰った小さな昔の器二つと  草花だけです。

ミセバヤもそのうちの一つなのです。