朝方、首筋の辺りがゾクゾクッとして目が覚めた。
まだ3時だ。いつもより三時間も早い。
しばらく布団の中でもぞもぞとしていたけれど、急に思いついたのだ。
そうだ! ネギを巻いてみよう。。昔、話に聞いてやった事があったっけ。
身支度をして、リビングのエアコンと炬燵のスイッチを入れ、勝手口に出た。
思ったほど冷え込んではいない。
すぐそこにあるネギの中から一本選んでグリルの中に入れてみる。
5分、10分と様子を見ながら温かくなったネギを出す。
手拭いを引き出しの中から選ぶ。どれにしょうかな?
あ、これこれ! 娘の大学の応援歌が白地に緑で染められている。今日はこれが良い。
応援歌の手拭いでネギを包み込みそのまま首に巻いてみた。 ウン、温かい。
それから蜂蜜のお湯割に柚子を絞って、今飲んだところです(笑)
今日の年始の客は もうひと組だけ。 夫の妹夫妻のみだから
ネギを巻いてタートルのセーターを着ていても 笑ってくれるだろう。
でもね、自分でネギ臭い。。これはどうしょうもない。
昔、私がこの家に来た頃は
年始に行き来する家が11軒あった。。(遠い目)
お盆の挨拶もまた同じく11軒。 行ったり、来たりだから忙しかった事 この上ない。
舅の従兄弟の伯父さんなどは、お酒が入っていつも長居していたっけ。
舅の晩年に、私は卒直に聞いたものだ。 舅もまたキチンと答えてくれた。
〇〇と〇〇は、自分が亡くなったら終わりにして良いと。。
その指針があって、判断する時にとても助かった。
自然に減った軒数もありで、今では3軒のみ。それとお寺への年始だけになった。
隔世の感がする。
40年以上も昔の話です。
元旦に夫は お寺と3軒全部の年始を済ませた。
午後、私の実家から弟が来てくれたので そちらはどう?と聞いてみる。
やはり3軒になった。。と言う(笑)
大きな変化の中で 私達は生きてきたと言うことかしらね。