kokaget の日記

17才直前に虹の橋を渡った愛犬まどか その思い出と近況を綴ります

相馬御風記念館へ

相馬御風は明治から昭和まで活躍した新潟県糸魚川市出身の文人

良寛研究の第一人者としても知られた人です。

早稲田の校歌「都の西北」や童謡「春よこい」の作詞も。

 

郷土の人の作詞だったから?

私は小さな頃から

♪ は〜るよこい はやくこい あるきはじめたみいちゃんが。。と

とても身近に感じながら歌っていました。

この歌を墨で書きたくて 作品にした事もあります。

 

今日は所用があって、家族で朝から糸魚川市へでかけました。

糸魚川富山県との県境に近い街で 高速で約1時間の距離です。

午後からは、うれしいことに相馬御風の記念館と旧宅へも寄ることができました。

どちらも もっと時間をかけてゆっくり味わいたいところですが。。

夫と息子と一緒なので、まあまあの所で帰ってきました。

 

相馬御風は良寛研究の大家でもあることから、

書道を続けている私にとって魅力のある人です。

今日はその思いが叶った事で、満足でした。

 

御風の住んだ家は細長い町屋造りでした。

糸魚川は大火の多い街で、なんと 同じ場所に何度も建てたようです。

昭和の始め火事で焼けた後も同じ場所で再建し、その25年後に亡くなるまで

暮らしていた家です。

宮大工の手によるその家は狭いながらも、雅な工夫も見られました。

奥に進むと中土蔵、その先にも奥土蔵があり大切な書物等は土蔵の中で展示し

お客もその中で迎えていたとか。。火事が多かったからですね。

ため息がでます。

 

没落、遺族によって市に寄付され 相馬御風記念館になりました。

後に、資料は新しく造られた糸魚川市歴史民族記念館に移動、展示されています。

 

旧宅はそのままの姿で 静かに街の中にあります。

案内してくださった年配の女性は、郷土の誇りをさり気なく身に纏いながら

その時、唯一人のお客(私)に丁寧に接して下さいました。

(家族は、車で待っていました)(^^;)

あ〜。。行ってきてよかった。。長い間の片思いのようでしたよ。

 

今日は時々 強い雨風に見舞われた一日でした。

明日はどうなんでしょうか。

5時44分の夕焼けです。

 

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